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こんな症状でお悩みの方
(内科)

胸やけ

胸やけ

胸のあたりの焼けるような感じが、いわゆる「胸やけ」の症状です。その原因で最も多いのは逆流性食道炎と非びらん性胃食道逆流症です。
逆流性食道炎は、胃液や消化途中の食べ物が食道に逆流することで、食道が炎症を起こし、びらんや潰瘍を生じる病気です。
このびらんや潰瘍がないものを、非びらん性胃食道逆流症といいます。
胸やけを認める時は、食道がんの合併も考えられるため、はっきりとした症状がなくとも医療機関を受診して、治療を進めていきましょう。
狭心症の発作と逆流性食道炎での胸の痛みは似ているため、動悸や呼吸苦など、その他の症状を認める時はすぐに病院を受診するようにしましょう。

しびれ

しびれには、長く正座した後のようにジンジンする感覚障害としてのしびれと、手足に力が入りにくい筋力障害としてのしびれがあります。
病気によっては、感覚と筋力の障害が同時に起こったりします。手足の感覚を脳に伝える神経に病気が起これば、感覚が麻痺したり、触れてもいないのにジンジンしたりします。
脳から手足を動かす命令を伝える神経に病気が起これば、思うように手足に力が入らなくなったり、筋肉が衰え手足がやせ細っていきます。
しびれの原因は、糖尿病や薬剤性・椎間板ヘルニア・変形性脊椎症などさまざまです。そのため、しびれが出たら放置せずに医療機関を受診しましょう。できれば神経内科を受診することをおすすめします。

めまい

めまいは、体のバランスを保つ機能に障害が出ると生じます。
めまいを大きく分けると、耳からくるめまい・脳からくるめまい・高齢者に多いめまいに分けられます。
耳からくるめまいでは、難聴・耳鳴り・耳がふさがった感じがめまいと同時に出てくることが多く、代表的なのがメニエール病です。この病気になると、グルグル廻るめまいと耳鳴りに嘔吐を伴います。メニエール病は内耳リンパの異常で起こりますが、薬の副作用やストレス・睡眠不足・過労などが間接的な原因となります。
一方、高齢者に多いめまいとしては、起立性低血圧や脱水によるものが多いです。ご高齢の方は、特に喉の渇きを感じにくくなっているので、一年を通して脱水にはとりわけ注意する必要があります。
脳からくるめまいは、耳からくるめまいと比べて軽いことが多いですが、めまいに伴い、物が二重に見える・顔や手足がしびれる・力が入らないといった症状があるようなら、脳卒中が疑われるため、すみやかに医療機関を受診しましょう。

息切れ

激しく動いたわけでもないのに息切れを起こすのは、心臓や肺などに異常をきたしているサインです。日常生活で考えられる原因として、肥満による心臓への負担増加、過労やストレスによる自律神経の乱れなどがあります。
病気が原因の場合、長期間喫煙していた方は慢性閉塞性肺疾患(COPD)が疑われます。
季節の変わり目などでは、気管支喘息が増悪することがあります。女性の場合、重症貧血や更年期障害の可能性があります。
心臓の病気も忘れてはいけません。狭心症や心筋梗塞・心不全・不整脈の既往がある場合、かかりつけ医に相談し、すみやかに対処しましょう。
日常でできる予防法としては、まずは食生活をはじめとする生活習慣の見直しから始めましょう。
血圧の急激な上下動につながるため寒暖差にも気をつけましょう。それでも息切れが出てきた場合は、楽な姿勢で安静にしましょう。安静にしていても症状が治まらないようなら、医療機関を受診しましょう。

頭痛

頭痛

頭痛は一次性、二次性に分類されます。
一次性には、片頭痛や緊張性頭痛が含まれます。片頭痛は、片側のこめかみから目のあたりにかけて「ズキンズキン」と脈打つように痛み、一度痛みだしたら4~72時間続くのが特徴です。吐き気や嘔吐を伴うこともあり、動くと痛みが悪化します。
緊張性頭痛は、頭のまわりを締め付けられるような鈍い痛みが30分~7日間続きます。頭全体や後頭部、首すじが痛みますが、動くと痛みが軽くなることが多いです。この一次性と判断するには、二次性でないことが大事になります。
二次性頭痛の原因は、風邪や二日酔いによるものから、くも膜下出血や脳腫瘍などによるものまでさまざまです。
そこで原因となる病気の鑑別が大事になってきます。「突然の頭痛」「今まで経験したことがない頭痛」「頻度と程度が増していく頭痛」「50歳以降に初めて出た頭痛」を認めた場合は、自己判断せずにお近くの医療機関に相談しましょう。

腹痛

腹痛

腹痛を感じると、つい「風邪をひいてお腹を壊したかな?」と考えがちですが、場所や程度によっては緊急性の高い病気が隠れている場合があります。
まずは、みぞおち辺りの痛みですが、急性胃炎や十二指腸潰瘍がすぐに思い浮かびますが、実は虫垂炎の初期症状として現れることがあります。
もちろん、狭心症や心筋梗塞の可能性も考えなければなりません。左右の下腹部が痛む時は、女性の場合は卵巣や卵管といった付属器疾患をまず考える必要があります。
お臍のまわりが痛む時は、前日に生ものを食べたならアニサキスなどの寄生虫症が考えれますが、年齢や既往歴によっては腹部解離性大動脈瘤の可能性があります。
普段から定期的に医療機関を受診することで回避できる病気もあります。
特定健診やがん検診などを積極的に利用して、日頃から健康管理に注意していきましょう。

発熱

発熱が認められる場合は、風邪・インフルエンザ・熱中症などの可能性があります。単なる風邪だと考えて放置すると、症状が重くなる場合があるので、早めの受診をおすすめします。熱中症には即効性の高い漢方薬もあります。
※37度以上の熱がある場合には、感染症の恐れもありますので、ご来院前にお電話でご連絡ください。

在宅診療

在宅診療とは、病院などで受けられる医療サービス(診療)を、患者さんのご自宅や療養場所で提供させていただくことです。在宅診療は大きく分けて「訪問診療」と「往診」に分けられます。
訪問診療では、1週間ないし2週間に1回程度の頻度で、定期的かつ計画的に訪問し、必要な医療を提供します。そのため、容体悪化の予防や在宅での長期療養も可能になります。
急変時には、訪問診療医が緊急訪問や入院の手配を行い、多くの場合24時間体制で在宅療養をサポートします。
往診では、通院できない状態の患者さんの依頼を受けて、医師がその都度訪問し診療を行います。

※原則、当院では往診のみを行っております。