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診療案内

産科

こんな症状でお悩みの方

妊娠したかな?と思ったら...

妊娠検査薬で陽性が出た場合、なぜ早めの受診が必要なのか?
それは妊娠している場所が分からないからです。
受精は、通常卵管の中で起こります。
ほとんどの場合、ここでできた受精卵は子宮の中に引きこまれます。

しかし、まれに卵管の中に居ついてしまうことがあります。
これが子宮外妊娠です。
妊娠を継続できる器官は子宮だけです。

卵管に妊娠すると、卵管の破裂・大量出血を起こす可能性があり、対応が遅れると命に関わります。
診察では、超音波検査で子宮内に赤ちゃんの袋(胎嚢)が見えない場合に疑いますが、妊娠週数が早すぎると胎嚢が小さく見えないことも珍しくはありません。
正しい場所に妊娠していることの確認と、経過を正しく評価するためにも早めに受診するように心がけましょう。

もともと生理不順が無くて、生理が開始予定日より2週間以上遅れるようなら妊娠の可能性があります。
まずは市販の妊娠検査薬でチェックしましょう。
陽性が出たのなら早めに産婦人科を受診しましょう。

妊娠時期によって対応も変わるので、心配な時は遠慮せずにかかりつけ医に連絡して対応を相談しましょう。


妊娠中の腹痛

陣痛ではなく、器質的疾患が原因の場合は悠長なことを言っていられないことが多いです。
卵巣の腫れが指摘されているなら、卵巣嚢腫茎捻転が疑われます。
手術で解消しないと卵巣が壊死してしまう可能性があります。
子宮筋腫が指摘されている場合、筋腫が栄養されずに壊死することがあります。
ここに感染を生じると腹痛と発熱を認めるようになります。

ともに早産時期以前であれば、流早産の原因になります。
出血を伴う急激な腹痛を自覚した時は要注意です。
常位胎盤早期剥離が疑われます。
緊急手術となることが多く、母胎ともに命の危険がある疾患です。

万が一このような症状を認めるようなら、かかりつけ医に連絡し、救急車で高次医療機関へ搬送してもらいましょう。

妊娠中の腹痛は、緊急を要する場合があります。
予定日近くであれば、陣痛発来と考えられます。
お産が近いので、すぐにかかりつけの産婦人科へ直行しましょう。


妊娠中の出血

日常生活でも生理以外で出血があると心配になりますよね。
これが妊娠中であればなおさらだと思います。
妊娠中の出血は切迫流産、切迫早産の症状のひとつです。
そのため、基本的にはかかりつけの産婦人科で診察を受けるようにして下さい。
ただし、出血の状態によっては受診しなくても良い場合もあります。

どのくらいの出血で受診したら良いか。
目安は月経時の出血量です。
月経時のようなまとまった多めの出血を認めるようなら受診をお勧めします。

しかし、ナプキンや下着にごく少量付着する程度であれば自宅で安静にして経過をみていて下さい。
また、茶色のおりものも自宅安静で大丈夫です。
茶色のおりものは、すでに止血した後に出たもので、血液で染まって変色したものです。
赤い血が出てこない限り、茶色のおりものは経過をみていて大丈夫です。

妊娠時期によって対応も変わるので、心配な時は遠慮せずにかかりつけ医に連絡して対応を相談しましょう。


妊娠高血圧

妊娠中20週以降に高血圧、または高血圧にたんぱく尿を認めるようになることを妊娠高血圧症候群といいます。
妊娠中は、お腹の中の赤ちゃんに血液を送るため、お母さんの血液の量が増えますが、血管の抵抗性も下がるので、血圧は妊娠前と変わらないか低下傾向になります。

しかし、妊娠高血圧症候群では、血管攣縮が起こっているため、血管の抵抗性が上がり、血圧は上がります。
原因はさまざまありますが、お母さん側の要因(肥満、高血圧の既往、初産婦など)で起こる場合、発症は遅く、赤ちゃんの発育にもほとんど影響しません。

しかし、胎盤形成に原因がある場合、発症は比較的早く、赤ちゃんの発育に大きく影響します。
重症化すると、脳出血や子癇発作、常位胎盤早期剥離などを引き起こすだけでなく、子宮内胎児死亡につながる場合もあります。

妊娠が分かったら、食生活や生活習慣の見直しを行い、良好な妊娠経過となるように注意していきましょう。


破水かな?と思ったら...

妊娠期間中に、水っぽいおりものが出ることがあります。
その場合、妊娠の時期に関わらずかかりつけ医に相談・受診して下さい。

破水をすると子宮内と外界と交通が出来ていることになります。
本来、無菌状態の卵膜の中の赤ちゃんが感染の危険にさらされることになります。

そのため、万が一破水であるなら、妊娠時期によって高度医療機関での管理・治療が必要となることがあるので、破水が疑われる場合は、落ち着いてかかりつけ医に相談しましょう。

往々にして、膀胱圧迫による尿漏れのこともありますが、尿と羊水は見た目で区別がつきません。
破水かな?と思った時にはかかりつけ医にご相談してください。


風疹感染

風疹は風疹ウイルスが原因となる感染症で、3日麻疹(はしか)とも呼ばれます。
症状として、38度以上の発熱、発疹、リンパ節の腫れです。
感染から2~3週間ほどで症状が出ます。

その名の通り、子どもであれば3日程度で症状が改善しますが、大人は1週間近く続くケースもあります。
妊娠中に風疹に感染すると、胎内感染で胎児も風疹ウイルスに感染することがあります。
これを先天性風疹症候群(CRS)と呼びます。

妊娠12週までに感染すると80~90%の確率でCRSを発症します。
18週以降であれば、この確率は激減します。

昭和54(1979)年4月2日から昭和62(1987)年10月1日までの間に生まれた女性は風疹予防接種、MMRワクチンの両方を受けていない人が多いため、風疹抗体価が低い可能性があり注意が必要です。

将来、妊娠を希望しているなら、妊娠前に抗体価を測定し、抗体が無い場合は早めのワクチン接種を行いましょう。


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